税理士事務所のホームページ費用は、レンタルサーバー会社(ロリポップ!)の解説による目安で、フリーランスに頼むと10万〜50万円、中小規模の制作会社で30万〜100万円です。大手は100万円以上、自分で作るなら数千円〜数万円です[1]。税理士事務所に限った公的な統計は見当たらず、出典の分からない「士業の平均」は使いません。業種を分けない発注の数では、株式会社ユーティルが公表した2022年の新規制作846件の中央値が43.4万円です[7]。金額を左右するのは見た目より、料金表と業務ごとのページの原稿です。日税連の会則は報酬額の不明示を禁じています[2]。税理士会の細則は、委嘱者名や在職時の具体的役職名の表示を制限しています[3]。そのため、料金表の作り込みと原稿の確かめに手間がかかります。
税理士事務所のホームページ費用の相場はいくら?
税理士事務所のホームページ費用は依頼先で大きく変わり、レンタルサーバー会社(ロリポップ!)の解説による目安は次の表のとおりです[1]。
| 作り方 | 制作費の目安 | 税理士事務所で向く場合 |
|---|---|---|
| 自分で作る | 数千円〜数万円(ドメイン・サーバー代など) | 開業直後で、まず料金と連絡先だけを載せたい |
| フリーランスに頼む | 10万〜50万円程度 | 5〜10ページ程度で、原稿は自分で書ける |
| 中小規模の制作会社に頼む | 30万〜100万円程度 | 業務ごとのページや原稿づくりまで任せたい |
| 大手の制作会社に頼む | 100万円以上 | 複数の拠点がある税理士法人など |
制作費の目安:ロリポップ!の解説(2026年4月23日更新)[1]。「向く場合」は暖簾AIの整理です。
同じ解説では、1ページだけのランディングページは10万〜30万円ほど、原稿をライターに頼むと1ページあたり数万円とされています[1]。
税理士事務所に限った公的な統計は見当たりません。調査元・件数・時期が分かる発注の数としては、制作会社の紹介サービス「Web幹事」を運営する株式会社ユーティルの発表があります。2022年1〜12月の新規制作846件で、平均は82.5万円、中央値は43.4万円でした[7]。この数は業種を分けておらず、発注が最も多い業界が「コンサル・士業」だったとされています[7]。平均は一部の高い案件に引っぱられるので、中央値のほうが目安になります。
検索で出てくる「士業の平均」の中には、調査元や件数をたどれない数もあります。この記事では、調査元・件数・時期を確かめられた数だけを使っています。
決まった料金のパックと月額型
| 種類 | 公開されている料金の例 | 気をつける点 |
|---|---|---|
| 制作費が決まったパック | ジンドゥーの制作パックは148,000円・348,000円・550,000円〜(税込) | ジンドゥーの有料プランやオプションの費用は含まれない。素材は自分で用意 |
| 制作費0円の月額型 | ロリポップ!の定額制作プランは月額8,690円(税込)〜 | サーバー・ドメイン代を含む。解約したときの扱いを確かめる |
出典:ジンドゥー「ホームページ制作パック」[8]、ロリポップ!の解説[1](いずれも2026年10月29日確認)。
依頼先によって、事務所が受け持つ仕事の量も変わります。フリーランスに頼む場合は、原稿や写真を事務所が用意し、相手は組み立てを受け持つ形が多くなります。制作会社に頼む場合は、進め方の管理や原稿の下書きまで含めた見積もりになることが多く、そのぶん総額が上がります。どこまでを自分でするかを決めてから見積もりを取ると、比べやすくなります。
幅が大きい理由は、税理士事務所のサイトでは見た目より、料金表と業務ごとのページの原稿に手間がかかるからです。次の節から、どの作業に費用がかかるのかを分けて見ます。費用の種類ごとの一般的な見方はホームページ制作の費用相場にまとめています。
税理士事務所のホームページ費用は、どの作業にかかる?
税理士事務所のホームページ費用は、設計とデザイン、原稿、公開後の運用の3つの層に分かれ、税理士事務所では原稿の層が大きくなりがちです。見積もりの総額だけを比べると、どの層が含まれているかの違いが見えません。
税理士事務所のホームページ費用の3つの層
費用の分け方設計とデザインの層は、ページ数とフォームの作り込みで決まります。原稿の層は、料金表の細かさと業務ごとのページの数で決まります。ロリポップ!の解説が示すとおり、ライターに頼めば1ページあたり数万円かかります[1]。税理士事務所の原稿は専門用語が多く、広告の決まりにも沿わせる必要があるので、書いたあとに所長が確かめる時間も要ります。
写真の撮影を別に見積もる制作会社もあります。撮影を含めるかは、下の「見積もりで確かめる8つの点」で一緒に確かめます。素材集の写真を使う場合は、ホームページの画像・写真の著作権で利用の条件を確かめます。
公開後の運用の層は、毎月・毎年かかります。サーバーとドメイン、更新作業、アクセス解析です。ロリポップ!の解説では、制作会社に更新作業を頼む保守契約は月額数千円〜数万円程度です[1]。同じ解説は、独自ドメインを年1,000〜3,000円程度、レンタルサーバーを月額数百円〜数千円としています[1]。税制改正のたびに解説を直すなら、更新作業の量が増えます。月々の費用の見方はホームページの維持費を見てください。
税理士事務所のサイトに要るページは?
税理士事務所のサイトに要るページは、料金(報酬)、業務ごとの説明、所長・税理士の紹介、よくある質問、事務所案内と問い合わせの5種類です。費用はページ数と原稿の量で決まるので、要るページと費用が増える理由を並べます。
| ページ | 中身 | 費用が増える理由 |
|---|---|---|
| 料金(報酬) | 月額顧問料、決算申告料、記帳代行、年末調整、確定申告、相続税申告などの表と、上がる条件 | 表が大きく、売上規模・仕訳数などの条件分けが要る |
| 業務ごとのページ | 法人の顧問、個人の確定申告、創業支援、相続税など | 業務の数だけ原稿が要る |
| 所長・税理士の紹介 | 氏名、所属する税理士会、経歴、扱う業務 | 経歴の書き方を細則に沿って確かめる |
| よくある質問 | 顧問の切り替え、会計ソフト、面談の方法、繁忙期の対応 | 実際の問い合わせから問いを集める手間 |
| 事務所案内・問い合わせ | 所在地、地図、対応地域、フォーム | フォームの作り込み(相談内容の選択肢など) |
このほか、採用のページやお知らせ(税制改正の解説など)を置く事務所もあります。採用ページは、求人を出す時期だけ作り込む形でもかまいません。解説記事は、更新を続けられる体制があるときに足します。古い制度の解説が残ると、かえって信頼を損なうからです。
問い合わせフォームは、税理士事務所では相談の中身が多岐にわたるので、「法人の顧問」「確定申告」「相続税」「創業」「その他」のような選択肢を付けておくと、返事の前に担当を決められます。売上の規模や会計ソフトをたずねる欄を足すと、最初の返事で料金の目安を伝えやすくなります。ただし、欄を増やしすぎると送る前にやめる人が増えます。預かる情報の扱いはプライバシーポリシーの書き方で確かめます。
業務ごとのページは、1つの業務に1ページを基本にします。「法人の顧問」と「相続税の申告」では、読む人も、知りたいことも違います。1ページに並べると、どちらの読み手にも自分向けに見えにくくなります。
業務ごとのページには、何を書けば問い合わせにつながる?
業務ごとのページには、その業務を頼む人が誰か、いつ必要になるか、事務所が何をどこまでするか、料金と必要な書類を書きます。法人の顧問と相続税の申告では、読む人も急ぎ方も違うので、同じ型で書くと中身が薄くなります。
| 業務 | 読む人 | 知りたいこと | ページに書くこと |
|---|---|---|---|
| 法人の顧問 | 会社の社長・経理担当 | 月額でどこまで見てもらえるか、会計ソフトに合うか | 月額に含む業務(記帳の確認・月次の面談・決算)、使える会計ソフト、顧問の切り替えの流れ |
| 個人の確定申告 | 個人事業主・副業のある会社員 | いくらで、いつまでに何を渡せばよいか | 1回だけの依頼の料金、受付の締切、渡す書類の一覧 |
| 相続税の申告 | 亡くなった人の家族 | 申告が要るか、期限はいつか、ほかの専門家との分担 | 申告が要るかの目安、期限、司法書士・弁護士との分担、面談の回数 |
| 創業の支援 | これから開業・法人化する人 | 何から始めるか、融資の相談に乗れるか | 開業届・法人設立の流れ、記帳の始め方、顧問に移るときの料金 |
| 記帳代行 | 記帳の手が足りない事業者 | 月に何件までいくらか | 仕訳数ごとの料金、資料の渡し方(郵送・データ) |
表の「ページに書くこと」は、面談で毎回説明していることをそのまま文章にしたものです。面談で同じ説明をくり返しているなら、それが業務ページの原稿になります。原稿をライターに頼むと1ページあたり数万円とされますが[1]、面談の説明を箇条書きで渡せば、ライターの手間も直しの回数も減ります。
相続税のページは、相続登記を扱う司法書士や、争いを扱う弁護士との分担を書いておくと、家族が「どこに頼めば全部済むのか」を判断しやすくなります。司法書士側がどんなページを足しているかは相続登記の義務化で司法書士のホームページに足すページが参考になります。
所長・税理士の紹介ページには何を書く?
所長・税理士の紹介ページには、氏名・所属する税理士会・事務所の所在地を登録と同じ表記で書き、そのうえで経歴、扱う業務、面談で大事にしていることを書きます。見込み客は、紹介ページを読んでから問い合わせるかどうかを決めることが多いページです。
- 登録と照らせる情報:氏名、所属する税理士会、事務所の所在地。税理士情報検索サイトで見込み客が照らし合わせられます[4][5]。
- 経歴:開業の年、それまでの勤務先の種類(会計事務所・一般企業など)。税務行政庁にいた場合は、具体的な役職名を出さない書き方にします[3]。
- 扱う業務:中心に扱っている業務と、扱っていない業務。扱わない業務を書くと、合わない相談が減ります。
- 面談の方法:来所・訪問・オンラインのどれに対応するか、対応できる言語。
- 写真:本人の顔が分かる写真。撮影を頼むか、自分で撮るかで費用が変わります。
経歴や資格の見せ方は、検索で信頼を判断される時の考え方とも重なります。くわしくはE-E-A-Tの解説を見てください。
開業直後・小規模・拡大期で、ページと費用の組み方はどう変わる?
開業直後の税理士事務所は3ページ程度から始め、顧問先が増えた段階で業務ごとのページを足し、職員を増やす段階で採用や解説記事に広げると、初期費用を抑えられます。最初から全部を作る必要はありません。
事務所の段階で変わるページの組み方
段階で分かれる金額は一般の相場からの目安で、事務所の規模や依頼先で変わります。
開業直後は、紹介で来る見込み客が「この先生は実在するか」「いくらかかるか」を確かめるためにサイトを見ることが多くなります。料金・所長紹介・問い合わせの3ページがそろっていれば、その役割は果たせます。自分で作るなら数千円〜数万円、フリーランスに頼むなら10万円程度からが目安です[1]。
顧問先が増えてきたら、問い合わせの多い業務からページを足します。どの業務の問い合わせが多いかは、問い合わせフォームに「相談内容」の選択肢を付けておけば数えられます。数え方は問い合わせ数の計測方法にあります。
職員を増やす段階では、採用のページと解説記事が加わります。解説記事は、書いたあとも税制改正のたびに直す必要があります。更新の手間を見積もりに入れられないなら、記事の数を増やすより、業務ごとのページの中身を厚くするほうが安全です。
税理士事務所の料金ページに手間がかかるのはなぜ?
税理士事務所の料金ページに手間がかかるのは、日税連の会則が「報酬額の不明示」を禁じている一方で、実際の報酬が売上規模や仕訳数で変わり、条件分けが細かくなるからです。会則第59条の2は、会員が「不当勧誘、不当広告、報酬額の不明示等その他相手方等の利益を害するおそれがある行為」をしてはならないと定めています[2]。
表を細かくすればページの制作費は上がり、粗くすれば「結局いくらか分からない」ページになります。見積もりの前に、次を決めておくと制作の手戻りが減ります。
- 月額顧問料を何で区切るか(年間売上、仕訳数など)
- 決算申告料・年末調整・償却資産申告などを別料金にするか
- 「〇円〜」の「〜」で上がる条件を何と書くか
- 消費税の扱い(税込か税抜か)
- 訪問の有無、面談の回数で料金が変わるか
暖簾AIが2026年10月に、税理士事務所のサイト80件のトップページを機械的に調べた結果は次のとおりです(2026年10月29日時点の集計。トップページだけの判定で、下層の料金ページは見ていません)。
| 項目 | 割合(件数) |
|---|---|
| 料金などの文字 | 67.5%(54件) |
| よくある質問などの文字 | 32.5%(26件) |
| 金額表記 | 11.2%(9件) |
料金表は、条件で額が変わる所を表の列に出すと読みやすくなります。次は形を示すための架空の例です。額は自社の報酬に置き換えます。
| 年間売上(法人) | 月額顧問料(税込) | 決算申告料(税込) | 含む業務 |
|---|---|---|---|
| 1,000万円未満 | 〇円 | 〇円 | 月1回の面談、記帳の確認、決算・申告 |
| 1,000万〜3,000万円 | 〇円 | 〇円 | 同上 |
| 3,000万円以上 | ご相談 | ご相談 | 訪問の回数を含めてお見積もり |
架空の例です。記帳代行・年末調整・償却資産申告は別料金とする場合、その額を表の下に並べます。
料金ページへの入口はあっても、トップから金額が見える事務所は1割ほどです。月額顧問料の最低額など、主な料金だけでもトップから1回の操作で見られるようにすると、比べてもらいやすくなります。
税理士事務所の原稿で気をつける広告の決まりは?
税理士事務所の原稿では、委嘱者の名前、取り扱った事案、税務行政庁にいたときの具体的な役職名の3つの表示と、誇大・比較の表現に気をつけます。税理士会の業務の広告に関する細則(平成19年改正時点の千葉県税理士会の例。厚生労働省の2011年の検討会資料に収録された条文)は、次の事項を表示できないとしています[3]。
- 税務行政庁在職時の具体的役職名
- 委嘱者の氏名又は名称、現在や過去に取り扱った事案(委嘱者の書面による同意があれば可)
同じ細則は、事実に合致していない広告、誤導・誤認のおそれのある広告、誇大・過度な期待を抱かせる広告、特定の会員や事務所と比較した広告なども禁じています[3]。細部は所属する税理士会で異なるため、現行の物を手元に置きます。
| 原稿の案 | 扱い | 直し方の例 |
|---|---|---|
| 「顧問先の声:株式会社〇〇様」 | 委嘱者の書面による同意があれば可 | 同意を取るか、「製造業・従業員20名の会社」のように特定されない書き方にする |
| 「元〇〇税務署 〇〇官」 | 在職時の具体的役職名は表示できない | 具体的な役職名を出さずに経歴を書く(所属会で確かめる) |
| 「地域No.1」「どこよりも安い」 | 根拠を示せなければ誤認・誇大のおそれ。比較は禁止の類型 | 料金の表と、含む業務を書く |
| 「税金を必ず減らします」 | 誇大・過度な期待のおそれ | 「使える特例を確かめ、ご説明します」 |
| 「〇〇事務所より安い」 | 特定の事務所との比較 | 自社の料金と条件だけを書く |
ほかの士業との違いは士業のホームページで書けない表現を資格ごとに比べた記事で、お客様の声の載せ方はお客様の声・口コミとステマ規制で扱っています。
制作会社に原稿を任せるときに確かめること
制作会社に原稿を任せるときは、細則で表示できない事項が入っていないか、料金表が実際の報酬と合っているか、税法の説明が今の制度に合っているかの3つを、公開前に事務所が確かめます。広告の責任は、書いた制作会社ではなく事務所の側にあると考えて進めます。
制作会社は、ほかの業種で効果のあった書き方を持ち込むことがあります。「地域No.1」「顧問先の声(会社名入り)」「元〇〇税務署 〇〇官」のような案は、税理士の細則では確かめが要る表現です[3]。原稿を確かめる時間と、直しの回数を見積もりに入れておくと、公開直前の手戻りを防げます。
| 確かめる点 | 誰が | いつ |
|---|---|---|
| 表示できない事項(委嘱者名・在職時の役職名など) | 所長 | 原稿の初稿のとき |
| 料金表の額と条件 | 所長・事務担当 | 初稿と公開前 |
| 税法の説明(特例の要件・期限など) | 担当の税理士 | 初稿と公開前 |
| 写真の本人の了承 | 事務担当 | 撮影のとき |
| 直しの回数と追加費用 | 所長 | 見積もりのとき |
直しの回数に上限がある見積もりでは、確かめに時間がかかると追加費用になることがあります。契約の前に「原稿の直しは何回まで含むか」を確かめておきます。
税理士事務所が見積もりで確かめる8つの点は?
税理士事務所の見積もりでは、ページ数、原稿を誰が書くか、料金表を自分で直せるか、繁忙期の更新、アクセス解析、公開後の月額、ドメインの名義、解約したときの扱いの8つを確かめます。どれも、公開後に「思っていたのと違う」となりやすい所です。
| 確かめる点 | 聞き方の例 | なぜ確かめるか |
|---|---|---|
| 1 ページ数と中身 | どのページが何ページ分含まれますか | 料金・業務ごと・紹介・FAQのどれが入るかで総額が変わる |
| 2 原稿の担当 | 原稿は誰が書き、直しは何回まで含みますか | ライターに頼むと1ページあたり数万円の相場 |
| 3 料金表の更新 | 報酬を改定したとき、自分で直せますか | そのつど頼むと費用がかかる |
| 4 繁忙期の更新 | 確定申告の時期の受付状況を自分で出せますか | 1〜3月の案内を素早く出したい |
| 5 アクセス解析 | 問い合わせの数を測る設定は含まれますか | 効果を測れないと見直せない |
| 6 公開後の月額 | サーバー・ドメイン・保守の範囲と額は | 制作費より長く払い続ける |
| 7 ドメインの名義 | ドメインは事務所の名義で取りますか | 依頼先を替えるときに困らないように |
| 8 解約したとき | 解約したらサイトとデータはどうなりますか | サイトを持ち出せるかで将来の費用が変わる |
7のドメインの名義は、見落とされやすい点です。制作会社の名義でドメインを取ると、依頼先を替えるときに移す手続が要り、場合によっては同じアドレスを使い続けられません。名刺や封筒に載せたアドレスが変わると、刷り直しの費用もかかります。8の解約時の扱いとあわせて、契約書に書いてもらいます。所長や事務所の写真の撮影を見積もりに含めるかも、ここで決めます。所長本人の写真が1枚あると、紹介で来た人が会う前に顔を確かめられます。
2のライターの相場は、ロリポップ!の解説によるものです[1]。5について、暖簾AIは2026年10月29日の夕方に、同じ税理士事務所のサイト80件のトップページを取り直しました。GA4 の測定ID(G-)があったのは31件、Googleタグマネージャー(GTM-)があったのは17件で、どちらかがあったのは44件(55.0%)です。古いアナリティクス(UA)のタグだけで、GTM も無いサイトは18件(22.5%)でした。GTM の中で GA4 を入れているかは、外からは見えません。
| 項目 | 割合(件数) |
|---|---|
| GA4 の ID か GTM のどちらか | 55.0%(44件) |
| GA4 の測定ID | 38.8%(31件) |
| GTM | 21.3%(17件) |
| UA だけで GTM も無い | 22.5%(18件) |
UA だけで GTM も無いサイトでは、今のアクセスの数を見られていない可能性が高くなります。作り直すときはUAタグの確かめ方と消し方と、問い合わせの計測の設定を見積もりの項目に入れます。
公開後の費用と更新は、税理士事務所ではどう考える?
公開後の費用は、制作費と月額を3年など同じ期間で足して比べ、税制改正の解説を載せるなら更新を誰がいくらで行うかを先に決めておきます。税理士事務所のサイトは、制度の変更で古くなりやすいのが特徴です。
| 例 | 計算 | 3年の総額 |
|---|---|---|
| 買い切りの制作50万円+保守月5,000円 | 50万円+5,000円×36か月 | 68万円 |
| 買い切りの制作30万円+保守なし(自分で更新) | 30万円+サーバー・ドメイン代 | 30万円+実費 |
| 制作費0円の月額型(月1万円の場合) | 1万円×36か月 | 36万円 |
計算:暖簾AI。額は比べ方を示すための例で、実際の見積もりの額に置き換えてください。
暖簾AIの同じ調べでは、トップページに年や日付が書かれていた66件のうち18件で、いちばん新しい年が2023年以前でした(2026年10月29日時点、トップページだけの機械的な判定)。お知らせや解説の更新が止まっていると、見込み客には「今も営業しているか」が分かりにくくなります。
インボイス制度や電子帳簿保存法のように、毎年の改正にかかわる解説を載せるなら、次のどちらかに決めます。
- 自分で直せる作りにして、改正のたびに事務所で直す
- 更新代行を月額に含め、直す回数と範囲を契約に書く
月額型のサービスを選ぶときは、月額に含まれる更新の回数と範囲を確かめます。料金表の書き換えが「月1回まで」なのか「何回でも」なのかで、報酬を改定する年の使い勝手が変わります。解約したときにサイトの中身や画像を持ち出せるか、ドメインを引き継げるかも、契約の前に書面で確かめます。制作費が0円でも、解約すると作り直しになる契約なら、長く使うほど買い切りとの差が縮みます。
税制の解説を載せる場合は、記事ごとに「〇年〇月時点の制度にもとづく」と書き、改正の施行日が来たら見直します。読む人が古い解説を今の制度と取り違えないためです。解説の更新日を記事の頭に出しておくと、検索やAIの回答でも、いつの情報かが伝わりやすくなります。
どちらも難しいなら、解説記事は載せず、業務のページと料金表だけを正確に保つほうが、古い情報を残すより安全です。更新の頻度の目安はホームページの更新頻度の目安にあります。
制作費の経費の扱いと補助金
ホームページ制作費の経費の扱いは、中身によって一度に経費にできる場合と、ソフトウエアとして耐用年数5年で償却する場合に分かれます。国税庁のタックスアンサーNo.5461は、複写して販売するための原本や研究開発用以外のソフトウエアの耐用年数を「その他のものについては、5年」としています[6]。
顧問先に説明する立場でもあるのでご存じのことが多いと思いますが、プログラムを組み込んだ予約や計算の機能を持つサイトと、情報を載せるだけのサイトとでは扱いが変わり得ます。整理はホームページ制作費の勘定科目と耐用年数にまとめています。
小規模事業者持続化補助金でホームページを作る場合は、ウェブサイト関連費の上限や、それだけでは申請できない点などの決まりがあります。回ごとの条件は持続化補助金でホームページ制作で確かめてください。社会保険労務士の事務所が助成金の案内ページをどう書くかは助成金の社労士ページを大げさにせず書く方法で扱っています。
見込み客は税理士事務所のサイトで何を確かめる?
見込み客は、税理士事務所のサイトで、税理士の氏名・所属する税理士会・所在地が登録と合っているか、料金、扱う業務、面談の方法を確かめます。日税連は、税理士・税理士法人を氏名や事務所所在地で探せる「税理士情報検索サイト」を案内しています[4]。国税庁も、全国の登録された税理士・税理士法人を調べられる検索サイトとして案内しています[5]。
日税連は、税理士名簿に登録がないのに税務書類の作成などを行う「ニセ税理士」は税理士法第52条違反になるとし、注意を呼びかけています[4]。税理士を名乗る詐欺メールの例も挙げています[4]。サイトに税理士の氏名・所属する税理士会・事務所の所在地を、登録と同じ表記で載せておくと、見込み客が検索サイトと照らして確かめられます。
そのうえで、「〇〇市 税理士」「〇〇市 相続税 税理士」のように探されたときに選ばれるには、対応地域、扱う業務、面談の方法(来所・訪問・オンライン)、顧問の切り替えの流れを、問いと答えの形で書きます。暖簾AIの同じ調べでは、「よくある質問」などの文字があった税理士事務所のサイトは80件中26件(32.5%)でした(2026年10月29日時点)。書き方はFAQページの作り方にあります。
検索やAIの回答に事務所の情報を正しく出してもらうには、所在地・電話番号・営業時間などを、サイトの文と構造化データの両方で同じ内容にそろえます。暖簾AIの同じ調べ(2026年10月29日時点、トップページだけの機械的な判定)の結果は次のとおりです。
- 構造化データ(JSON-LD)があった:80件中55件(68.8%)
- そのうち店舗・事業者の型(LocalBusiness 系)を使っていた:11件(13.8%)
- 電話番号をタップで発信できるリンクがあった:35件(43.8%)
構造化データの書き方はLocalBusiness構造化データの書き方にあります。制作を頼むときは、この設定が見積もりに入っているかも確かめます。
ほかの業種と比べてどこが違うかは、業種で何が違う?中小事業者のサイトの実測で並べています。同じ士業でも、行政書士は分野ごとに集客の経路が違います(行政書士の集客の経路の比べ方)。
税理士事務所のホームページを依頼から公開まで進める手順
税理士事務所のホームページは、段階を決め、料金表を固め、要るページを絞ってから見積もりを取り、原稿を確かめて公開する順に進めると、手戻りが少なくなります。次の7つの手順で進めます。
- 事務所の段階を決める
開業直後か、顧問先が増えた段階か、職員を増やす段階かを決め、作るページの範囲を決めます。 - 料金表を固める
月額顧問料の区切り方、別料金の業務、上がる条件、税込か税抜かを決めます。 - 要るページを絞る
料金・所長紹介・問い合わせを中心に、業務ごとのページを問い合わせの多い順に選びます。 - 見積もりを取る
8つの点を確かめ、ページ数・原稿・更新・名義が同じ条件で比べられるようにします。 - 原稿を確かめる
表示できない事項、料金表の額、税法の説明を、公開前に事務所で確かめます。 - 計測を設定する
GA4と問い合わせの計測を設定します。UA だけで GTM も無い場合は、GA4 を入れ、古い UA のタグを外します。 - 公開後に直す
問い合わせの多い業務のページから中身を厚くし、改正のたびに解説を直します。
よくある質問
- 開業したばかりの税理士事務所は、いくらからホームページを作れますか?
自分で作るならドメイン・サーバー代などの数千円〜数万円、フリーランスに頼むなら10万円程度からが目安です。料金・所長紹介・問い合わせの3ページから始め、業務ごとのページを後から足す形なら初期費用を抑えられます。
- 税理士事務所の料金表は、トップページに載せたほうがよいですか?
トップに全部を載せる必要はありませんが、月額顧問料の最低額など主な料金をトップから1回の操作で見られるようにすると、比べてもらいやすくなります。日税連の会則で報酬額の不明示が禁じられていることもあり、料金ページは目立つ所に置きます。
- 税理士事務所のサイトに顧問先の声を載せるとき、会社名は出せますか?
税理士会の細則では、委嘱者の氏名・名称は書面による同意がある場合に限って表示できるとされています。同意を書面で取り、範囲と期間を記録しておきます。会社名を出さなくても、業種と相談の内容が分かれば十分に参考になります。
- 月額制のホームページサービスと買い切りの制作は、どちらが安いですか?
同じ期間の総額で比べます。たとえば制作費50万円・保守月5,000円なら3年で68万円、月額型なら月額×36か月です。料金表を自分で直せるか、解約したときにサイトとドメインが残るかもあわせて比べます。
- 元国税調査官であることをホームページに書けますか?
税理士会の細則(平成19年改正時点の千葉県税理士会の例)は、税務行政庁在職時の具体的役職名を表示できない事項にしています。国税の職場にいた経歴をどう書けるかは、所属する税理士会の現行の細則で確かめ、具体的な役職名は出さない形にとどめます。
- 税理士事務所のホームページ制作費は、全額をその年の経費にできますか?
中身によって変わります。情報を載せるだけのサイトと、プログラムを組み込んだ機能を持つサイトでは扱いが変わり得ます。ソフトウエアにあたる場合、国税庁のタックスアンサーでは、研究開発用など以外の耐用年数は5年とされています。
- 税理士事務所のホームページを自分で作るときの費用は何ですか?
主な費用はドメインとサーバーの代金で、ロリポップ!の解説では自分で作る場合は数千円〜数万円とされています。ホームページ作成サービスの有料プランを使う場合は、その月額もかかります。料金表を正確に保ち、更新を続ける時間を取れるかも合わせて考えます。
- 相続税の申告のページだけ、別のサイトにしたほうがよいですか?
事務所のサイトの中に業務ごとのページとして作れば足ります。サイトを分けると、ドメインやサーバーの費用、更新の手間が2つ分になります。相続税の相談が問い合わせの大半を占めるようになってから、分けるかどうかを考えても遅くありません。
- 税理士事務所のホームページは、何ページあれば足りますか?
開業直後なら、料金・所長紹介・問い合わせの3ページで、見込み客が確かめたいことには答えられます。問い合わせが増えてきたら、問い合わせの多い業務から1ページずつ足していきます。ページ数を増やすほど、原稿と更新の手間も増えることを見積もりに入れます。
- 税理士事務所のサイトに登録番号を載せる必要はありますか?
載せる義務を定めた決まりは確認できませんでした。ただ、日税連と国税庁が案内する税理士情報検索サイトで、見込み客が氏名や所在地から登録を確かめられます。氏名・所属する税理士会・所在地を登録と同じ表記で載せておくと照らし合わせやすくなります。
あなたのサイトは、いま何点?
URLを入れるだけで、検索とAIの回答で見つけてもらうための項目を無料で点検します。登録は要りません。
今のサイトを無料で診断する →ホームページを作りはじめる- ホームページ制作の費用相場(ロリポップ!(GMOペパボ)、2026年4月23日更新・2026年10月29日確認)
- 日本税理士会連合会会則(第59条の2)(日本税理士会連合会、平成27年7月23日変更の版・2026年10月29日確認)
- 医療法以外の広告規制(参照条文)医療情報の提供のあり方等に関する検討会 参考資料6(税理士会の業務の広告に関する細則の抄録)(厚生労働省、2011年10月19日・2026年10月29日確認)
- 税理士に相談する(日本税理士会連合会、2026年10月29日確認)
- 税理士情報検索(国税庁、2026年10月29日確認)
- No.5461 ソフトウエアの取得価額と耐用年数(国税庁、2026年10月29日確認)
- ホームページ制作の平均相場は〇〇万円? 株式会社ユーティル調査(Web幹事・2022年の新規制作846件)(ECのミカタ(株式会社ユーティルの発表)、2024年5月30日公表・2026年10月29日確認)
- ホームページ制作パック(ジンドゥー(KDDIウェブコミュニケーションズ)、2026年10月29日確認)