Google Search Consoleとは?アナリティクスとの違い
Google Search Console(サーチコンソール)は、Google 検索から見た自分のサイトの状態を確かめるための Google の無料サービスです(出典:Google『Search Console の概要』)。ヘルプでは、できることとして「Google がサイトを検出してクロールできることを確認する」「インデックス登録に関する問題を修正し、インデックス再登録をリクエストする」「Google 検索トラフィックのデータを表示する」「問題を検出したときにアラートを受け取る」などが挙げられています。
よく一緒に名前が出る Google アナリティクス(GA4)は、サイトに来た人がサイトの中で何をしたかを数える道具です。Search Console は、その手前の検索結果の画面で何が起きたか(何回表示され、何回クリックされたか、どのページが Google に登録されているか)を見る道具です。
| 比べる点 | Search Console | Google アナリティクス(GA4) |
|---|---|---|
| 見られる場所 | Google の検索結果と、Google 側の登録状況 | サイトの中での行動 |
| 主な数字 | 表示回数・クリック数・掲載順位・登録済みのページ数 | ユーザー数・セッション・イベント・キーイベント |
| サイトに入れるもの | 所有権の確認用のタグや DNS レコード(計測用のタグは不要) | Google タグ(測定 ID) |
| 分かること | 検索で見つけてもらえているか | 来た人が問い合わせまで進んでいるか |
出典:Google『Search Console の概要』、Google『サイトの所有権を確認する』をもとに整理
Search Console に登録しなくても検索結果に表示されることはある、とヘルプにも書かれています。それでも登録しておく理由は、登録されていないページや、検索でどんな言葉から見られているかは、Search Console でしか分からないからです。総務省の調査では、インターネット利用者のうち「検索サービスの利用」を挙げた人は 77.5% でした(出典:総務省『令和7年通信利用動向調査の結果』別紙2 図表2-1「インターネットの利用目的・用途」、2026年5月29日公表)。お店や会社を探す入口として検索がどう働いているかを、数字で確かめる手段が Search Console です。
| SNS(無料通話機能を含む)の利用 | 82.3% |
|---|---|
| 電子メールの送受信 | 78.2% |
| 検索サービスの利用 | 77.5% |
| 動画投稿・共有サイトの利用 | 63.6% |
| ホームページやブログの閲覧、書き込み等 | 56.5% |
ドメインとURLプレフィックス、どちらで登録する?
登録の最初に「プロパティの種類」を選びます。ウェブサイトの場合は「ドメイン」と「URL プレフィックス」の2つです(出典:Google『ウェブサイト プロパティを Search Console に追加する』)。
| 比べる点 | ドメイン プロパティ | URL プレフィックス プロパティ |
|---|---|---|
| 入力する値 | example.com(http・https・www を付けない) | https://www.example.com/(先頭から正確に) |
| まとめて見られる範囲 | すべてのサブドメイン、http と https の両方 | 入力した URL で始まるページだけ |
| 所有権の確認方法 | DNS レコードのみ | HTML ファイル・HTML タグ・アナリティクス・タグマネージャー・DNS から選べる |
| 向いている人 | ドメインの管理画面(DNS)を自分で触れる | DNS は触れないが、サイトの head にタグを入れられる |
出典:Google『ウェブサイト プロパティを Search Console に追加する』
URL プレフィックスは文字どおり先頭の一致で判定されます。ヘルプの例では、http://example.com/ で登録すると https://example.com/ のページは含まれず、http://www.example.com/ も含まれません。https 化した後に http のまま登録している、www の有無が実際のサイトと違う、という食い違いがあると、確認は通ってもデータが出ません。
迷ったら、次の順で決めると間違いが少なくなります。
- ドメインを契約している会社の管理画面に入れるか確かめる
- 入れる場合は「ドメイン」プロパティで登録する(DNS に TXT レコードを1つ足す)
- 入れない場合は、ブラウザのアドレス欄に表示される URL をそのまま写して「URL プレフィックス」で登録する
- 後から DNS を触れるようになったら、ドメイン プロパティを追加する(URL プレフィックスを DNS で確認した場合は、ドメイン プロパティも自動で確認されます)
所有権の確認はどうやる?方法ごとの必要なもの
所有権の確認は、そのサイトの持ち主であることを Google に示す手続きです。確認済みの所有者は、そのプロパティで最も強い権限を持ちます(出典:Google『サイトの所有権を確認する』)。確認の画面には、そのサイトで使える推奨の方法が一覧で表示されます。
| 確認方法 | 使えるプロパティ | 必要なもの・注意 |
|---|---|---|
| DNS レコード | ドメイン・URL プレフィックス | ドメインの管理画面に TXT か CNAME レコードを追加。反映に最大2〜3日かかることがあり、失敗したら1〜2日待って再試行。確認後もレコードは消さない |
| HTML タグ | URL プレフィックス | トップページの <head> に指定の meta タグを追加。ログインなしで見られるページであること |
| HTML ファイル | URL プレフィックス | 指定のファイルをサイトの一番上の階層に置く。ファイル名と中身は変えない |
| Google アナリティクス | URL プレフィックス | 同じ Google アカウントで、アナリティクスの「編集」権限があり、head に gtag.js などのタグが入っていること |
| Google タグ マネージャー | URL プレフィックス | 同じ Google アカウントで、コンテナの「公開」か「管理者」権限があること |
出典:Google『サイトの所有権を確認する』
WordPress・Wix などのサービスで作ったサイトは、ヘルプでも「まずサービスのヘルプを確認する」よう案内されています。WordPress には確認とタグの設置をまとめて行うプラグイン(例:Site Kit)もありますが、ヘルプは入れる前に調べることを勧めています。
確認は一度通れば終わりではありません。Search Console は確認用のトークン(タグやレコード)を定期的に確かめていて、無効になると通知が届き、猶予期間の後に権限が失われます。テーマの入れ替えやリニューアルで head の中身が変わると、確認用のタグが一緒に消えることがあります。確認に使った方法と場所は、社内のメモに残しておきます。
Search Consoleの登録手順は?画面の操作を順番に
ここでは、URL プレフィックスを HTML タグで確認する場合と、ドメインを DNS で確認する場合の共通の流れを、画面の名前どおりに並べます(出典:Google『ウェブサイト プロパティを Search Console に追加する』『サイトの所有権を確認する』『サイトマップ レポート』)。
- 会社で使う Google アカウントでログインし、Search Console(search.google.com/search-console)を開く
- 左上のプロパティ選択のプルダウンを開き、「+ プロパティを追加」を選ぶ
- 「ドメイン」か「URL プレフィックス」を選び、サイトのアドレスを入力する
- 表示された確認方法の手順を行う(DNS なら TXT レコードの追加、HTML タグなら head への貼り付け)
- ポップアップの「確認」を押す。すぐにできないときは「後で確認」で保存し、準備ができたらプロパティを選んで「確認」を押す
- 左のメニューの「サイトマップ」から、サイトマップの URL(例:
sitemap.xml)を送信する(手順とステータスの見方はサイトマップの送信方法) - 制作の依頼先や社内の担当者にも見てもらう場合は、「設定」の「ユーザーと権限」から「ユーザーを追加」で、相手の Google アカウントを追加する
ヘルプによると、プロパティを追加した時点でデータの収集は始まり(確認前でも始まります)、表示されるまでには数日かかります。登録した日に画面が空でも、設定の誤りとは限りません。
サイトマップの送信は必須ではなく、ヘルプでは、小規模なサイト(約500ページ以下)でトップページからすべてのページにリンクでたどれる場合は、通常は不要とされています。公開したばかりのサイトは、送っておくと Google が何ページを把握したかを「検出されたページ数」で確かめられます。送信の手順・ステータスの見方・作り方はサイトマップの送信方法と作り方にまとめています。
権限は「オーナー」「フルユーザー」「制限付きユーザー」に分かれています(出典:Google『プロパティのユーザーとオーナーの管理』)。パスワードを渡して共有するのではなく、相手のアカウントを追加し、退任や契約終了のときに外せる形にしておきます。
登録したら最初に何を見る?3つのレポート
Google の検索セントラルは、使い始めの流れとして「所有権を確認する」「Google がページを見つけて読み取れるかを確かめる」「サイトマップの送信を検討する」「検索のパフォーマンスを見る」の4つを挙げ、毎日ログインする必要はなく、月に1回程度とサイトを変更したときに確かめるよう勧めています(出典:Google 検索セントラル『Search Console の使用を開始する』)。この流れに沿うと、最初に見るのは次の3つです。
| レポート | 見る数字 | この状態なら次へ進む |
|---|---|---|
| サイトマップ | ステータス、検出されたページ数 | ステータスが「成功」で、検出されたページ数がサイトのページ数に近い |
| ページのインデックス登録 | 「登録済み」と「未登録」の件数、未登録の理由 | トップ・サービス・料金・会社案内・問い合わせなど、見つけてほしいページが登録済みに入っている |
| 検索パフォーマンス | 合計クリック数、合計表示回数、平均 CTR、平均掲載順位 | 会社名やサービス名のクエリで表示回数が出ている |
出典:Google『サイトマップ レポート』『ページ インデックス登録レポート』をもとに整理
「ページのインデックス登録」の「未登録」は、それだけで問題とは限りません。リダイレクト元の URL や、正規のページが別にある重複ページは、登録されないのが正しい動きです(出典:Google『ページ インデックス登録レポート』)。ヘルプは、ページ数が500未満のサイトではこのレポートを使う必要はおそらくないとし、新しいページやサイトのクロールと登録が始まるまでに1週間程度かかることがあるとしています。小さなサイトは、件数の増減よりも「見つけてほしいページが入っているか」を、URL 検査で1枚ずつ確かめるほうが確実です。
暖簾AIも自社のサイト(noren-ai.jp)で同じ順に見ています。2026年8月28日にドメインを登録して公開し、9月2日にサイトマップを送信したところ、送信したサイトマップから検出されたページは28でした。Google 側の10月9日時点の集計では、登録済み19・未登録10です。未登録10のうち5件は「ページにリダイレクトがあります」で、リダイレクト元が登録されないのは正常な動きでした。経過の詳細は新しいホームページは何日で検索に出る?にまとめています。
| 登録済み | 19件 |
|---|---|
| 未登録 | 10件 |
検索パフォーマンスの読み方(表示回数・クリック数・CTR・掲載順位の意味と、数字が少ないうちの見方)はSearch Consoleの検索パフォーマンスの見方で詳しく扱います。
登録でつまずきやすいのはどこ?確認したい5つの点
登録そのものは画面の案内どおりに進みますが、次の5つは後から「データが出ない」「急に見られなくなった」原因になりやすい点です。
- URL の形が実際のサイトと違う:URL プレフィックスで http と https、www の有無を取り違えると、確認は通ってもデータが出ません。ヘルプも、確認後数日たってもデータが出ない理由として、https の代わりに http を指定している例を挙げています
- 確認用のタグが消えた:テーマの変更やリニューアルで head の中身が入れ替わると、確認が無効になり、猶予期間の後に権限が失われます
- DNS の反映待ち:DNS レコードは反映に最大2〜3日かかることがあります。すぐに「確認」が通らなくても、1〜2日待って再試行します
- 個人のアカウントで登録した:担当者の個人アカウントだけがオーナーだと、異動や退職で誰も見られなくなります。会社のアカウントをオーナーにし、担当者はユーザーとして追加します
- 制作の依頼先がオーナーのまま:持ち主が自分で所有権を確認すれば、前の所有者の確認用タグを外して未確認の状態に戻せます(出典:Google『サイトの所有権を確認する』)。引き継ぎのときは、自分の確認が済んでから外します
Search Console と GA4 は別々に登録しますが、両方そろうと「検索で表示された→クリックされた→サイトの中で問い合わせまで進んだ」を続けて追えます。GA4 の設定はGA4の設定方法と、小さな会社が最低限見る数字で説明しています。
暖簾AIの運用アプリでは、Search Console とアナリティクスをつなぐ手順をサイト連携の案内にまとめています。
Bing の検索結果での見え方は、Bing Webmaster Tools で確かめられます。Search Console で確認済みのサイトを取り込んで登録する手順は、Bing Webmaster Tools の登録と IndexNowで詳しく書いています。
よくある質問
- Search Consoleは無料で使えますか?
- 無料で使えます。Google のヘルプでは Search Console を「Google の無料サービス」と説明しています。
- Search Consoleに登録すると検索順位は上がりますか?
- 登録は検索での状態を確かめるための手続きで、それだけで順位が変わるものではありません。サイトマップの送信も、ページを見つけてもらう手がかりを増やすもので、登録や表示が約束されるわけではありません。
- 制作の依頼先が登録したSearch Consoleを引き継ぐには?
- 自分の Google アカウントでプロパティを追加し、所有権を確認します。確認が済んでから、前の所有者の確認用タグを外すと、その所有者は未確認の状態に戻ります。
- Search Consoleには何人まで追加できますか?
- ヘルプでは、オーナー以外のユーザー(フルユーザー・制限付きユーザー)は1つのプロパティに最大100人とされています。確認済みのオーナーに上限はありません。
あなたのサイトは、いま何点?
URLを入れるだけで、検索・AI検索・地図・表示の速さを同じ物差しで診断し、直すところを並べます。登録は不要です。ホームページをこれから作るなら、プロの制作陣が7日以内に公開します(全機能プラン月々8,800円・税込と同時申込で制作費0円)。
今のサイトを無料で診断する →ホームページを作りはじめる- Search Console の概要(Google(Search Console ヘルプ)、2026年10月閲覧)
- ウェブサイト プロパティを Search Console に追加する(Google(Search Console ヘルプ)、2026年10月閲覧)
- サイトの所有権を確認する(Google(Search Console ヘルプ)、2026年10月閲覧)
- サイトマップ レポート(Google(Search Console ヘルプ)、2026年10月閲覧)
- ページ インデックス登録レポート(Google(Search Console ヘルプ)、2026年10月閲覧)
- プロパティのユーザーとオーナーの管理(Google(Search Console ヘルプ)、2026年10月閲覧)
- Search Console の使用を開始する(Google 検索セントラル、2025年12月更新)
- 令和7年通信利用動向調査の結果(別紙2 図表2-1「インターネットの利用目的・用途」)(総務省、2026年5月29日公表)