検索パフォーマンスとは?4つの数字の意味
検索パフォーマンス レポートは、Google の検索結果に自分のサイトがどれだけ表示され、どれだけクリックされたかを示します。グラフの上に並ぶ4つの数字の意味は次のとおりです(出典:Google『表示回数、掲載順位、クリック数とは』『検索パフォーマンス レポート(検索結果)』)。
| 数字 | 意味 | 読むときの注意 |
|---|---|---|
| クリック数 | Google の検索結果からサイトへのリンクがクリックされた回数 | Google の中にとどまるクリック(画像を広げるだけ等)は含まない |
| 表示回数 | 検索結果でサイトへのリンクが表示された回数 | 結果の種類によっては、スクロールや展開で実際に見える状態になって初めて数えられる |
| CTR | クリック数 ÷ 表示回数 | 表示回数が少ないと、1回のクリックで大きく動く |
| 平均掲載順位 | 表示された検索ごとの、最も上の順位の平均(1が一番上) | 表示されなかった検索は計算に入らない |
出典:Google『表示回数、掲載順位、クリック数とは』
平均掲載順位は誤解されやすい数字です。ヘルプの例では、ある言葉の検索でサイトのページが2位・4位・6位に出た場合、採用されるのは最も上の2位です。別の言葉で3位・5位・9位に出たら3位が採用され、平均掲載順位は (2+3)÷2=2.5 になります。「平均掲載順位2.5」は「どの検索でも2〜3位」ではなく、「表示されたときの最上位の平均」です。
CTR も同じで、表示回数が20回のときにクリックが1回増えると、CTR は5ポイント動きます。数字が小さいうちは、CTR と平均掲載順位よりも、表示回数とクリック数そのものの増え方を見るほうが確かです。
表示回数とクリック数はどう数えられる?AIによる概要は?
数え方の決まりを知っておくと、数字の増減を読み違えずに済みます。ヘルプに書かれている主な決まりは次のとおりです(出典:Google『表示回数、掲載順位、クリック数とは』)。
- 同じ検索の中で、スクロールして同じリンクが一度画面から外れ、また表示されても、表示回数は1回
- 検索結果から離れて戻ってきた場合も、同じリンクは複数回とは数えない
- よくある質問のように開いて見る形の結果は、開いて実際に見えた時点で表示回数に数える
- Google 検索の「AI による概要」と「AI モード」は、通常の表示回数の決まりに従う。AI モードの追加の質問は、新しい検索として扱う
- クリック数は、Google 検索などの外のページへ移動したクリックだけを数える
AI による概要と AI モードでの表示は、別のレポートでも確かめられます。Search Console の「生成 AI パフォーマンス レポート(検索)」は、Google 検索の生成 AI 機能(AI による概要・AI モード)でサイトへのリンクが表示された回数(インプレッション数)を、ページ・国・日付・デバイスごとに示すもので、2026年8月31日付けですべてのウェブサイトに提供されました(出典:Google『生成 AI パフォーマンス レポート(検索)』)。指標はインプレッション数だけで、表示回数が十分でないサイトではレポートが表示されないことがあります。
| レポート | 数える範囲 | 指標 |
|---|---|---|
| 検索パフォーマンス | Google 検索の結果全体(AI による概要・AI モードの表示も通常の決まりで含む) | クリック数・表示回数・CTR・平均掲載順位 |
| 生成 AI パフォーマンス(検索) | AI による概要と AI モード | インプレッション数のみ |
出典:Google『表示回数、掲載順位、クリック数とは』『生成 AI パフォーマンス レポート(検索)』
画面のどこを見る?タブ・フィルタ・比較の使い方
グラフの下の表は、6つのタブで切り替えます。「クエリ」「ページ」「国」「デバイス」「検索での見え方」「日付」です(出典:Google『検索パフォーマンス レポート(検索結果)』)。小さな会社が最初に見るのは次の3つです。
| タブ | 分かること | 見方の例 |
|---|---|---|
| クエリ | どんな言葉の検索で表示・クリックされたか | 会社名・地域名+業種・悩みの言葉の3種類に分けて見る |
| ページ | どのページが検索の入口になっているか | サービスや料金のページが表に出てくるか |
| デバイス | パソコン・モバイル・タブレットの内訳 | モバイルの CTR が低ければ、スマホでの題の見え方を確かめる |
出典:Google『検索パフォーマンス レポート(検索結果)』をもとに整理
総務省の調査では、インターネットの利用に使う端末はスマートフォンが74.3%、パソコンが45.6%で、スマートフォンがパソコンを28.8ポイント上回っています(出典:総務省『令和7年通信利用動向調査』(2026年5月公表))。検索の入口もモバイルが中心になりやすいため、デバイスのタブでモバイルの数字を分けて見ておきます。
| スマートフォン | 74.3% |
|---|---|
| パソコン | 45.6% |
| タブレット型端末 | 25.0% |
| 携帯電話(スマートフォンを除く) | 9.4% |
絞り込みと比較は、レポート上部のフィルタの欄で行います(出典:Google『パフォーマンス レポート(検索結果): 高度なフィルタリングと比較』)。
- 特定の言葉やページだけを見るときは、「+ フィルタを追加」を押して「クエリ」や「ページ」を選び、条件を入れる(表の行を押しても、その行で絞り込める)
- 期間を比べるときは、既存の「日付」のフィルタを編集するか「新規」から追加し、ダイアログで「比較」を選ぶ
- 比べる期間(例:過去3か月と前年の同じ期間)を選び、「適用」を押す
ヘルプには、クエリや URL で絞り込むと、データの切り捨てや匿名化されたクエリの除外によって、レポートの合計が変わることがあると書かれています。フィルタをかけた後の合計が、全体のグラフの数字と合わないのはこのためです。また、最新のデータは暫定値で、その後数時間で変わることがあり、グラフでは点線で表示されます。
数字が少ないうちはどう読む?自社サイトのクリック18回
暖簾AIの自社サイト(noren-ai.jp)は、2026年8月28日にドメインを登録して公開し、9月2日に Search Console へサイトマップを送信しました。9月1日〜10月中旬のウェブ検索の合計クリック数は18回で、1日あたり0〜4回でした(2026年10月15日に確認)。
数字が少ないうちに、日ごとの増減や CTR の上下で判断すると、偶然の1回に振り回されます。クリックが少ないうちは、次の見方が確かです。
| 見ること | 理由 |
|---|---|
| 表示回数の月ごとの増え方 | クリックが少なくても、表示回数は先に増える。検索に出始めているかが分かる |
| 表示されたクエリの種類の数 | 会社名だけでなく、サービス名や悩みの言葉で表示され始めたかが分かる |
| 入口になったページ | トップ以外のページ(料金・サービス・記事)が入口になり始めたかが分かる |
| クリック数は月の合計で見る | 1日0〜4回の幅では、日ごとの差に意味がない |
| CTR と平均掲載順位は、表示回数が増えてから見る | 母数が小さいと、1回で数ポイント動く |
公開直後の数字が少ないのは、まず Google にページが登録されていないと表示もされないためです。暖簾AIのサイトでも、Google 側の10月9日時点の集計で登録済みは19ページ、未登録は10ページでした。登録までの経過は新しいホームページは何日で検索に出る?にまとめています。検索パフォーマンスの数字が伸びないときは、先に「ページのインデックス登録」で、見つけてほしいページが登録されているかを確かめます。
データは、日付のフィルタで最大16か月分を選べます。季節で問い合わせが変わる業種は、1年たったら前年の同じ月と比べるのが基本になります。
検索パフォーマンスから何を直す?よくある4つの状態
数字が読めたら、次は直すことを決めます。よくある状態と、確かめることは次のとおりです。
| 状態 | 確かめること | 直すこと |
|---|---|---|
| 表示回数は多いのに CTR が低い | そのページの検索結果に出る題(title)と説明文(meta description) | 検索した人の言葉が題に入っているか、説明文が空や途中切れになっていないか |
| 見つけてほしいページが「ページ」タブに出てこない | そのページが Google に登録されているか(URL 検査) | 登録されていなければ、未登録の理由を直す |
| 会社名の検索ばかりで、サービスの言葉で表示されない | サービスや悩みの言葉で書いたページがあるか | お客様が実際に使う言葉で、サービスや質問に答えるページを足す |
| モバイルだけ CTR が低い | スマホの検索結果での題の見え方 | 題の前半に大事な言葉を置く |
題と説明文は、検索結果の見え方を左右する部分です。暖簾AIの調査では、中小事業者のサイト863件のうち title は99.0%にありましたが、10〜40字に収まっていたのは69.2%でした。meta description は84.1%にあり、50〜160字に収まっていたのは68.4%です。
| title がある | 99.0% |
|---|---|
| title が10〜40字 | 69.2% |
| meta description がある | 84.1% |
| meta description が50〜160字 | 68.4% |
調査の対象は、遺品整理・片付けなどの事業者が加盟する、ある事業者団体の公開名簿に載る公式サイトです(重複を除き1,061件、2026年10月15日にトップページを取得できた863件を集計)。1つの業種の事業者団体の名簿から抽出したため、全業種の平均とは異なる可能性があります。判定はトップページのみ・機械的なもので、下層ページの設定は含みません。
題の付け方はタイトルタグの付け方と文字数、説明文はmeta descriptionの書き方、足すページのテーマの探し方はホームページのブログに何を書く?で説明しています。
数字が急に減ったら何を確かめる?
Google の検索セントラルは、検索からの訪問が減ったときの調べ方として、検索パフォーマンス レポートで期間を「過去16か月」にして毎年の季節の動きではないかを確かめ、「比較」で「過去3か月を前期と比較」や「過去3か月の前年比」を選んで、すべてのタブで変化がクエリ・URL・国・デバイス・検索での見え方のどれかに偏っていないかを見る手順を示しています(出典:Google 検索セントラル『Google 検索のトラフィック減少をデバッグする』)。減る原因として挙げられているのは次の6つです。
- アルゴリズムの更新
- 技術的な問題
- セキュリティの問題
- スパムに関する問題
- 季節性、興味や関心の変化
- サイトの移転と移行
小さな会社のサイトで多いのは、リニューアルや作成ツールの乗り換えで URL が変わった、作業中に付けた noindex が残った、といった自分の側の変更です。減り始めた日と、サイトを触った日を並べると、原因の見当が付きやすくなります。
暖簾AIの運用アプリでは、Search Console とつなぐ手順をサイト連携の案内にまとめています。
よくある質問
- Search Consoleの「平均掲載順位」とGoogleで自分で検索した順位が違うのはなぜですか?
- 平均掲載順位は、表示された検索ごとの最も上の順位を平均した数字です。自分で検索した1回の結果は、その時の場所や端末などで変わるため、一致しないのが普通です。
- Search ConsoleとGA4でクリック数と訪問数が合わないのはなぜですか?
- Search Console は検索結果でのクリックを、GA4 はサイトで計測できた訪問を数えるため、数え方が違います。ヘルプでは、JavaScript を無効にしている人がアナリティクスで計測されない場合があることや、Search Console がカリフォルニア州の現地時間で集計していることも理由に挙げられています。
- 検索パフォーマンスに表示されないクエリがあるのはなぜですか?
- ヘルプには、匿名化されたクエリに限らず、一部のクエリは表示されないと書かれています。クエリで絞り込むと合計が変わるのも、匿名化されたクエリが除かれるためです。
あなたのサイトは、いま何点?
URLを入れるだけで、検索・AI検索・地図・表示の速さを同じ物差しで診断し、直すところを並べます。登録は不要です。ホームページをこれから作るなら、プロの制作陣が7日以内に公開します(全機能プラン月々8,800円・税込と同時申込で制作費0円)。
今のサイトを無料で診断する →ホームページを作りはじめる- 表示回数、掲載順位、クリック数とは(Google(Search Console ヘルプ)、2026年10月閲覧)
- 検索パフォーマンス レポート(検索結果): 概要と基本設定(Google(Search Console ヘルプ)、2026年10月閲覧)
- パフォーマンス レポート(検索結果): 高度なフィルタリングと比較(Google(Search Console ヘルプ)、2026年10月閲覧)
- 生成 AI パフォーマンス レポート(検索)(Google(Search Console ヘルプ)、2026年10月閲覧)
- Google 検索のトラフィック減少をデバッグする(Google 検索セントラル、2026年10月閲覧)
- Search Console のデータについて(Google(Search Console ヘルプ)、2026年10月閲覧)
- 令和7年通信利用動向調査の結果(総務省、2026年5月29日公表)