Bing Webmaster Toolsとは?登録すると何が分かる?
Bing Webmaster Tools は、Microsoft が無料で提供する、サイトの持ち主向けの管理画面です。Microsoft・Google・Facebook のいずれかのアカウントで登録できます(出典:Microsoft『Bing Webmaster Tools Help: Getting started checklist』2026年10月確認)。ヘルプも画面の項目名も英語のため、以下では画面の名前を英語のまま書きます。
| 画面の名前 | 分かること・できること |
|---|---|
| Search Performance | 表示回数・クリック数・平均掲載順位。Chat の回答や画像に出た分も含む。最大で過去6か月分 |
| AI Performance | Microsoft Copilot や Bing の AI による要約などで、出典として示されたページ |
| Sitemaps | サイトマップの処理の状態・見つかった URL の数・エラー |
| IndexNow | IndexNow で知らせた URL と、そのクロール・登録の状況 |
| URL Inspection | 1ページごとの登録状況・SEO の問題・構造化データ |
| Submit URLs | URL を手で送ってクロールを頼む |
出典:Microsoft『Bing Webmaster Tools Help』の各ページ(2026年10月確認)
Search Performance のデータは、サイトを追加した時点から集め始めるため、さかのぼっては見られません(出典:Microsoft『Search Performance』)。すぐに使わなくても、早めに登録しておく理由になります。
Google だけでなく Bing も整える理由
総務省の調査では、インターネット利用者の 77.5% が利用目的に「検索サービスの利用」を挙げ、SNS(82.3%)、電子メールの送受信(78.2%)に次ぐ3番目でした。13〜59歳の各年齢層では8割を超えます(出典:総務省『令和7年通信利用動向調査の結果』2026年5月公表)。検索エンジン別の内訳は出ていません。
| 6〜12歳 | 52.5% |
|---|---|
| 13〜19歳 | 81.6% |
| 20〜29歳 | 81.4% |
| 30〜39歳 | 81.2% |
| 40〜49歳 | 84.9% |
| 50〜59歳 | 84.7% |
| 60〜69歳 | 77.7% |
| 70〜79歳 | 67.6% |
| 80歳以上 | 45.6% |
Bing Webmaster Tools では、サイトのページが AI の回答の出典として示された様子も見られます。Microsoft のヘルプでは、AI Performance の対象として Microsoft Copilot、Bing の AI による要約、一部の提携先の AI が挙がり、Bing の検索と同じくインデックスの対象になるページだけが数えられるとしています(出典:Microsoft『AI Performance in Bing Webmaster Tools』)。
ChatGPT については、OpenAI のヘルプ『Searching the web with ChatGPT』に「ChatGPT の検索は、ほかの検索の提供元と組むことがある」とあり、提供元のプライバシーの説明として Microsoft と Shopify の文書が挙がっています。ただし Bing という名前や、どの結果をどれだけ使うかは書かれていません。載る対象になる条件としては、OAI-SearchBot のクロールを許可することなどが挙がっています(2026年10月確認)。robots.txt で止めていないかは AIのクローラーを拒否していないか確かめる方法 で確かめられます。
Bing Webmaster Toolsの登録方法は?Search Consoleからの取り込みと手動の追加
Google Search Console でサイトを確認済みなら取り込み、まだなら URL を入れて手動で追加します(出典:Microsoft『Bing Webmaster Tools Help: Add and Verify site』)。先に Google Search Console の登録を済ませておくと、Bing 側の所有確認を省けます。
Search Console から「Import」で取り込む
https://www.bing.com/webmasters/を開いてサインインします。- サイトを追加する画面で、「Already verified on Google Search Console?」と書かれた側の「Import」を押します。
- Google アカウントでサインインし、閲覧のみ(View-Only)の権限を許可します。
- 確認済みのサイトとサイトマップの一覧が出るので、追加するサイトを選んで「Import」を押します。選んだサイトは自動で確認済みになります。
取り込まれるのはサイトの一覧と Search Console に送ってあるサイトマップで、アクセス解析のデータは取り込まれません。その後も Bing は定期的に所有の状態を確かめ、新しいサイトマップも自動で取り込みます。連携は Profile の画面の「Disconnect」で外せます(出典:同)。
Search Console を使っていないなら手動で追加する
- 「Add your site manually」にサイトの URL(例:
https://example.com/)を入れて追加します。 - 下の表から所有の確かめ方を選び、画面の指示どおりに設定して「Verify」を押します。
- 緑のチェックが出れば完了です。赤い×のときはエラーの文を読んで直し、時間をおいてやり直します(出典:『Getting started checklist』)。
| 確認の方法(画面の表記) | やること | 向いている場合 |
|---|---|---|
| DNS auto verification | ドメインの管理会社の画面にサインインすると、確認用の CNAME が自動で入る | 管理会社が Domain Connect に対応し、Bing と提携している場合だけ表示される |
| XML File authentication | BingSiteAuth.xml をダウンロードし、サイトの一番上の階層に置く | サーバーにファイルを置ける |
| Meta tag authentication | 表示された meta タグを、トップページの head の最後に貼る | WordPress などで head に書き足せる |
| Add CNAME record to DNS | 指定された CNAME レコードを、ドメインの管理画面で追加する | ドメインの設定を自分で変えられる |
出典:Microsoft『Bing Webmaster Tools Help: Add and Verify site』(2026年10月確認)
メタタグで確認した場合は、確認が済んだ後もタグを消さないでください(画面にもそう書かれています)。サイトを追加してからデータが作られるまでは、通常48時間かかります(出典:同)。
サイトマップはBingにどう送る?robots.txtと「Submit sitemaps」
Bing がサイトマップを知る経路は、robots.txt の Sitemap: の行、Bing Webmaster Tools での送信、Search Console からの取り込みの3つです(作り方は XMLサイトマップの作り方と送信方法)。Bing のブログでは、robots.txt に書くか送信すると Bing はすぐに読みに行き、その後もふつうは1日に1回以上読み直すとしています(出典:Microsoft Bing Webmaster Blog『Keeping Content Discoverable with Sitemaps in AI Powered Search』2025年7月31日)。
Bing Webmaster Tools から送る手順
- 左のメニューの「Sitemaps」を開き、対象のサイトが選ばれているか確かめます。
- 右上の「Submit sitemaps」を押し、
https://example.com/sitemap.xmlの形で URL を入れて送ります。 - 一覧で処理の状態・最後に処理した日・見つかった URL の数を確かめます。エラーは、その行を押すと直す点が表示されます。
形式は XML、RSS 2.0、Atom 0.3・1.0、1行に1つの URL を書いたテキストに対応しています(出典:Microsoft『Bing Webmaster Tools Help: Sitemaps』)。
lastmod には中身を変えた日時を入れる
Bing のブログは lastmod を、読み直すページを決める大事な手がかりとし、日付と時刻を ISO 8601 の形で入れること、サイトマップを作り直した時刻を全ページに入れないことを勧めています。changefreq と priority は使わず、クロールにも順位にも影響しないとしています。Google も両者を無視すると明記し、1つのサイトマップの上限を URL 50,000件・圧縮前 50MB としています(出典:Google 検索セントラル『サイトマップの作成と送信』2026年7月更新)。
調査:robots.txt にサイトマップの場所まで書いていたのは65.0%
暖簾AIの調査(2026年10月、中小事業者のサイト863件)では、XML サイトマップが見つかったのは 673件(78.0%)、robots.txt があったのは 660件(76.5%)でした。robots.txt に Sitemap: の行まであったのは 561件(65.0%)で、サイトマップも Sitemap: の行も見つからなかったのは 159件(18.4%)です。
| XMLサイトマップがある | 78.0% |
|---|---|
| robots.txt がある | 76.5% |
| robots.txt に Sitemap: の行がある | 65.0% |
| どちらの手がかりも見つからない | 18.4% |
調査の注意:1つの業種の事業者団体の名簿から抽出したため、全業種の平均とは異なる可能性があります。判定はトップページのみ・機械的なもので、下層ページの設定は含みません。サイトマップは /sitemap.xml と /wp-sitemap.xml だけを見ており、別の名前で Search Console などから送っている場合は含みません。
暖簾AIのサイト(noren-ai.jp)の robots.txt は、2026年10月15日時点で全ロボットに Allow: / を出し、OAI-SearchBot などの AI のクローラーも個別に許可したうえで、最後の行に Sitemap: を書いています。サイトマップの各 URL の lastmod は日付だけの形で、Bing が勧める時刻つきにはまだしていません。
IndexNowとは?更新したページを検索エンジンに知らせる仕組み
IndexNow は、ページを追加・更新・削除したときに、その URL を検索エンジンへ知らせる共通の決まりです。サイトマップが全ページの一覧なのに対し、IndexNow は今変わったページだけを知らせます(出典:Microsoft『Bing Webmaster Tools Help: IndexNow』、IndexNow.org『FAQ』)。
- 1か所に送れば共有される:受け付ける窓口は共通の api.indexnow.org と Amazon・Bing・Naver・Seznam.cz・Yandex・Yep で、どこに送っても参加するすべての検索エンジンに共有されます。2026年10月時点で、この一覧に Google はありません。
- 登録の約束ではない:クロールするか、インデックスに入れるかは、それぞれの検索エンジンが決めます。
- サイトマップと併用する:FAQ は両方を使うよう勧め、数ページの小さなサイトでも使う意味があるとしています。
FAQ には、標準の機能かプラグインで対応する作成ツールとして WordPress・Shopify・Wix などが挙がり、手作業の前に、使っているツールの説明を確かめるよう書かれています。暖簾AIの調査では、WordPress 製と判定できたサイトが 509件(59.0%)でした。
自分で送る場合の手順
- 鍵を決める:8〜128文字で、英小文字・英大文字・数字・ハイフンが使えます。
- 鍵のファイルを置く:鍵と同じ名前のテキストファイル(例:鍵が
0123456789abcdefなら0123456789abcdef.txt)を UTF-8 で作り、中に鍵を書いて、サイトの一番上の階層に置きます。 - URL を送る:1件なら
https://api.indexnow.org/indexnow?url=変わったURL&key=鍵をブラウザで開けば送れます。POST でまとめるなら1回に最大10,000件です。 - 確かめる:Bing Webmaster Tools の「IndexNow」の画面で、届いた URL とクロール・登録の状態を見ます(時刻は UTC で表示)。
| 応答 | 意味 |
|---|---|
| 200 | 受け取った(登録されたという意味ではない) |
| 202 | 受け取った。鍵の確認はこれから |
| 400 | 形式の誤り |
| 403 | 鍵が正しくない(ファイルが見つからない、中身が鍵と違う) |
| 422 | URL がそのホストのものでない、または鍵が決まりに合わない |
| 429 | 送りすぎ(スパムの疑い) |
出典:IndexNow.org『Documentation』(2026年10月確認)
FAQ は、意味のある変更があったときだけ送り、同じ URL を送り直すなら少なくとも5分あけること、削除(404・410)や転送にしたページも送ってよいこと、始める前の古い変更はさかのぼって送らずサイトマップの lastmod で伝えることを勧めています。
暖簾AIのサイトでの使い方
noren-ai.jp は、公開の処理の最後に、前回の公開時のサイトマップと比べて lastmod が変わった URL と、サイトマップから消えた URL だけを api.indexnow.org へ自動で送っています。lastmod は中身を変えたときだけ動かすため、見た目の調整では送信は起きません。鍵のファイルは一番上の階層にあり、2026年10月15日に 200 で返ることを確かめました。2026年8月のドメインの移行のときは、以前のドメインの URL が送る一覧に混ざって 422 が返ったため、今は noren-ai.jp の URL だけに絞っています。
BingのURL検査はどう使う?載っているかを1ページずつ確かめる
「URL Inspection」は、1つの URL が Bing に登録されているか、されていないなら原因は何かを確かめる画面です(出典:Microsoft『Bing Webmaster Tools Help: URL Inspection』)。
- 左のメニューで「URL Inspection」を開き、URL を入れます(直近10件の履歴からも選べます)。
- 「Index card」で、登録の状態と、いつ見つけ・クロールし・登録したかを見ます。未登録なら原因と次にやることが出ます。
- 「SEO card」で SEO の問題を見ます。赤は優先度が高、黄は中、青は低です。
- 「Markup card」で、JSON-LD・Open Graph などの構造化データが読めているかを見ます。
- 「Live URL」で、今のページを Bingbot がどう取得するかを試します。リダイレクトの先は自動では追いません。
- 直したら「Request indexing」でクロールを頼みます(その日の送信枠の範囲で)。
手で送る「Submit URLs」
1行に1つ URL を入れて「Submit」を押します。ヘルプでは1ドメイン1日10,000件まで、枠は UTC の0時(日本時間の午前9時)に戻るとしつつ、枠はサイトによって少ないこともあるとしています。同じ URL を何度送っても登録は早まらないこと、Bing は IndexNow を強く勧めていて、手動の送信は将来なくなる可能性があることも書かれています(出典:Microsoft『Bing Webmaster Tools Help: URL Submission』)。Google 側の原因の調べ方は Googleにインデックスされない原因と対処法|URL検査で確認する順番 にまとめています。
登録した後は何を見る?手段の使い分けと毎月の確認
ここまでの4つの送り方は、使う場面が違います。
| 手段 | 使う場面 |
|---|---|
| サイトマップ | 全ページの一覧。最初に送り、その後は作成ツールが自動で更新する形にする |
| IndexNow | ページの中身を変えるたび。できれば自動で |
| Request indexing | 直したページを1つずつ確かめたいとき |
| Submit URLs | IndexNow を使えないときの補い |
出典:Microsoft Bing Webmaster Blog(2025年7月31日)、Microsoft『Bing Webmaster Tools Help』、IndexNow.org『FAQ』をもとに暖簾AIが整理
登録が済んだら、月に1回は次を見ておきます。
- Sitemaps:エラーが無いか、最後に処理された日が古くないか
- Search Performance:Clicks・Impressions の動きと、Crawl Errors(クロールのエラー)
- IndexNow:Important URLs Missed(直近7日に IndexNow 以外の経路で登録された重要な URL)に送り漏れが無いか
- AI Performance:どのページが AI の回答の出典になったか。数字は集計の一部で、増減の理由は特定できないとヘルプにあります
サイト全体の基本の設定をまとめて点検したいときは、暖簾AIの無料診断(URL を入れるだけ)も使えます。
よくある質問
- Bing Webmaster Toolsは有料ですか?
- 無料です。Microsoft のヘルプでは、Microsoft・Google・Facebook のいずれかの既存アカウントで、無料のアカウントを作れると案内されています。
- Search Consoleから取り込むと、Bingは何に使うのですか?
- 求められるのは Search Console の閲覧のみ(View-Only)の権限で、所有の状態を定期的に確かめることと、サイトマップを更新することに使うとヘルプに書かれています。連携をやめたいときは、Bing Webmaster Tools のプロフィールの画面で「Disconnect」を押します。
- IndexNowで送れば、Googleにも伝わりますか?
- 2026年10月時点の IndexNow.org の FAQ では、受け付ける窓口の一覧に Google は入っていません。Google には、サイトマップと Search Console で伝えます。
- IndexNowの鍵は秘密にする必要がありますか?
- IndexNow.org の説明では、鍵とファイルの場所を知っているのは自分と検索エンジンだけにするべきだとされています。鍵のファイルはサイトに置く必要があるので、鍵をほかのページや SNS に書かないようにします。
- 同じページがBingには載っていて、Googleには載っていないのはなぜですか?
- IndexNow.org の FAQ では、検索エンジンごとに中身の評価やクロールの予定が違うため、片方だけに登録されることがあると説明しています。Bing は URL Inspection、Google は Search Console の URL 検査で、それぞれ確かめます。
あなたのサイトは、いま何点?
URLを入れるだけで、検索・AI検索・地図・表示の速さを同じ物差しで診断し、直すところを並べます。登録は不要です。ホームページをこれから作るなら、プロの制作陣が7日以内に公開します(全機能プラン月々8,800円・税込と同時申込で制作費0円)。
今のサイトを無料で診断する →ホームページを作りはじめる- 令和7年通信利用動向調査の結果(総務省、2026年5月)
- サイトマップの作成と送信(Google 検索セントラル、2026年7月更新)
- Bing Webmaster Tools Help: Add and Verify site(Microsoft、2026年10月確認)
- Bing Webmaster Tools Help: Getting started checklist(Microsoft、2026年10月確認)
- Bing Webmaster Tools Help: Search Performance(Microsoft、2026年10月確認)
- AI Performance in Bing Webmaster Tools(Microsoft、2026年10月確認)
- Bing Webmaster Tools Help: Sitemaps(Microsoft、2026年10月確認)
- Bing Webmaster Tools Help: IndexNow(Microsoft、2026年10月確認)
- Bing Webmaster Tools Help: URL Inspection(Microsoft、2026年10月確認)
- Bing Webmaster Tools Help: URL Submission(Microsoft、2026年10月確認)
- Keeping Content Discoverable with Sitemaps in AI Powered Search(Microsoft Bing Webmaster Blog、2025年7月31日)
- IndexNow Documentation(IndexNow.org、2026年10月確認)
- IndexNow FAQ(IndexNow.org、2026年10月確認)
- Searching the web with ChatGPT(OpenAI、2026年10月確認)