最初に決めるのはツール名より「知りたいこと」
「何人来たか」だけでは、直す場所は決まりません。検索で見つからないのか、訪問後に離れているのか、フォームが動かないのかで必要な情報が変わります。今月答えたい質問を1つ選び、その答えを出せるツールを入れます。
以下は2026年10月23日に公式資料を確認した用途比較です。暖簾AI編集部による選び方の提案で、全機能の実測ランキングではありません。提供条件やプランは契約前に各社の公式ページで確認してください。
主要5ツールを目的と運用負担で比較
| ツール | 向く目的 | 費用の種類 | 導入前の注意 |
|---|---|---|---|
| Google Analytics 4(GA4) | 訪問の流入元、ページ閲覧、設定した成果の集計 | 標準版は無料。Analytics 360は別契約 | タグとイベントの設計・動作確認が必要 |
| Google Search Console | Google検索の検索語・表示回数・クリック、登録状況 | 無料 | 所有権確認が必要。訪問後の操作は別の解析で見る |
| Microsoft Clarity | ヒートマップとセッション記録で操作の傾向を見る | 無料 | マスキングとデータ収集範囲を確認 |
| Matomo | アクセス集計とデータの管理方法を選ぶ | Cloudは有料。On-Premiseの基本ソフトは無料 | 自社運用にはサーバー費・更新保守が必要。有料機能もある |
| Plausible Analytics | 簡潔な画面でアクセスや目標を把握する | ホスティング版は有料 | 必要なイベントや集計粒度に対応するか確認 |
解析ツールとSearch Consoleは役割が異なります。Search Consoleで検索からのクリックがあり、GA4で訪問が少ない場合、計測同意・タグ未設置・対象期間の違いなども確認します。数字が完全に一致する前提で判断しません。
担当者の体制別におすすめの組み合わせを選ぶ
これから計測する小規模サイト:Google検索の状況を知りたいならSearch Consoleから始めます。問い合わせまで見たい段階でGA4の成果計測を整え、毎月同じ表に残します。設定方法はGA4の導入手順とSearch Consoleの登録手順を使ってください。
数字は取れているが改善場所が不明:GA4で入口ページや端末を絞り、Clarityのヒートマップや記録で操作の傾向を確認する方法があります。1人の動きを全訪問者の傾向と決めつけず、実際の問い合わせ内容とも照らします。
外部担当者に運用を任せたい:ツールの機能数より、誰が毎月読み、何を直すかを決めます。管理者権限を自社が持ち、引き継ぎや解約時にもデータを確認できる体制にしてください。
データ管理や簡潔さを重視:Matomoの運用方式、Plausibleの集計画面を比較します。自社サーバー型も、導入すれば保守不要になるわけではありません。社内の技術担当者と費用・更新・バックアップを見積もります。
無料・有料より、運用に使う時間まで比較する
比較する費用は「利用料+設定作業+毎月の確認+修正の手間」です。無料ツールでも設定を外注すれば費用がかかります。有料でも、必要な報告を短時間で作れれば選択肢になります。ここでの判断は自社の体制次第です。
| 確認項目 | 依頼先・社内で決めること |
|---|---|
| 成果の定義 | 送信成功、電話タップ、予約完了を区別する |
| 担当と頻度 | 誰が、いつ、どの数字を読むか |
| 権限と引き継ぎ | 自社の管理者、共有先、契約終了時の扱い |
| 収集対象 | 入力内容を送らない設定、マスキング、同意と説明 |
| 継続判断 | 実際に改善に使ったか。使わないタグは見直す |
「プライバシーに配慮」とするツールでも、自社サイトに必要な説明や設定がなくなるとは限りません。具体的な対応はアクセス解析などの外部送信についてのガイドも確認してください。
導入したら、1つの問い合わせで計測を試す
計測タグがあるだけで運用完了とはしません。自社の確認用送信が受付側に届き、解析側では意図したイベントが記録されるかを確かめます。電話のリンクを押した数と、実際に通話した数は別々に扱います。
集計の設計は問い合わせまで追う5つの指標、具体的な設定はGA4の問い合わせ計測手順へ進んでください。ツール選びで止まらず、「数字を見てどこを直すか」までを担当者と合意します。
よくある質問
- アクセス解析はGA4だけで足りますか?
- 目的によります。検索語や登録状況にはSearch Console、画面上の操作を詳しく確認するならClarityなどを組み合わせる方法があります。
- 無料ツールなら費用はかかりませんか?
- 利用料が無料でも、設定・分析・保守の作業には時間や外注費がかかります。自社運用型ではサーバー費も別に見積もります。
自社サイトの改善を始める
診断結果と実際の検索・問い合わせの記録を照らし、次に直す点を決めましょう。
今のサイトを診断する →関連するガイドを読む公式資料の確認日:2026年10月23日。作業順・比較の選び方・管理表は暖簾AI編集部の提案です。